パエリアを作ろうとレシピを見ていると、「お米は洗わない」と書かれていて驚いたことはありませんか?
日本ではお米を洗うのが当たり前なので、「本当に大丈夫?」と不安になりますよね。
結論から言うと、パエリアでは基本的にお米を洗わないのが正解です。
これは手抜きではなく、きちんとした理由があります。
この記事では、なぜパエリアではお米を洗わないのか、その理由と、家庭で失敗しない作り方のポイントをわかりやすく解説します。
パエリアでお米を洗わない理由とは?
まずは一番気になる「なぜ洗わないのか」という点から説明します。
デンプンを残すため
お米を洗うと、表面のデンプンが流れ落ちます。
日本の白ごはんではベタつきを防ぐために洗米しますが、パエリアでは逆です。
パエリアはスープを吸わせながら炊き上げる料理です。
表面のデンプンがあることで、だしやスープがうまく絡み、適度なとろみと一体感が生まれます。
炒める工程があるため
パエリアは、生米をオリーブオイルで軽く炒めてからスープを加えます。
この工程によって、米の表面がコーティングされ、粘りすぎを防ぎます。
つまり、
・洗わない
・先に油で炒める
この2つがセットになっているのです。
本場スペインの作り方に近づけるため
本場スペインのパエリアでは、基本的に米は洗いません。
使用されるのは短粒種の米で、日本のお米と似ていますが、洗わずそのまま使うのが一般的です。
洗ってしまうとどうなる?
「やっぱり気になって洗ってしまった」という場合、どうなるのでしょうか。
味が入りにくくなる
デンプンが落ちることで、スープの吸収が弱くなり、味がぼやけることがあります。
食感が変わる
パエリア特有の「パラッとした中にしっとり感がある」食感が出にくくなることがあります。
ただし、絶対に失敗するわけではありません。家庭用コンロで作る場合は多少洗っても大きな問題にならないケースもあります。
家庭で失敗しないパエリアの作り方
ここからは、初心者でも作りやすい基本手順を紹介します。
手順の流れ
- フライパンにオリーブオイルを入れる
- にんにく・玉ねぎを炒める
- 生米(洗わない)を加えて軽く炒める
- スープと具材を入れる
- かき混ぜずに炊き上げる
※重要なのは「途中で混ぜない」こと、混ぜると粘りが出てしまいます。
水加減の目安
家庭用フライパンの場合、米1合に対して水(またはスープ)約200〜220mlが目安です。
具材の水分も考慮して調整しましょう。
パエリアをおいしく仕上げるコツ
さらに完成度を上げるためのポイントも紹介します。
強火と弱火の使い分け
最初は中火、沸騰後は弱火でじっくり加熱します。
最後に少し強火にして、底に「ソカレ」と呼ばれるおこげを作ると本格的な仕上がりになります。
サフランやパプリカを使う
サフランがあれば香りが一気に本格的になります。
手軽に作るならパプリカパウダーでも代用可能です。
ふたをして蒸らす
火を止めた後、5分ほど蒸らすと水分が落ち着き、味がまとまります。
まとめ
パエリアでお米を洗わないのは、デンプンを残してスープをしっかり吸わせるためです。
さらに、生米を油で炒める工程があるため、粘りすぎを防ぎながらうま味を引き出せます。
洗ってしまっても大失敗になるわけではありませんが、本格的に仕上げたいなら洗わないのが基本です。
正しい手順と火加減を守れば、家庭でもおいしいパエリアが作れます。
ぜひ次回は「洗わない」方法で挑戦してみてください。
