御朱印巡りといえば、ただの“記念スタンプ”ではなく、その神社ごとの歴史や美意識が詰まったアートのような存在。最近では「かっこいい御朱印」がSNSで注目されるようになり、若い人たちの間でも御朱印集めがブームになっています。
本記事では、全国から厳選した「デザインがかっこいい御朱印」をランキング形式でご紹介。
さらに、関東・関西エリアのおすすめスポット、話題の限定御朱印、おしゃれな御朱印帳や巡り方のコツまで、御朱印ビギナーから上級者まで楽しめる内容をまとめました。
御朱印を集めながら、ちょっと特別な神社巡りをしてみませんか?
まず知っておきたい!御朱印の魅力と“かっこよさ”のポイント
御朱印は、ただの“スタンプラリー”ではありません。神社やお寺を訪れた証としていただけるもので、そこには信仰や歴史が深く関わっています。
最近では「かっこいい御朱印」に注目が集まり、若い人やSNSユーザーの間でも人気が高まっています。
この章では、御朱印の基本的な意味から、“かっこよさ”のポイント、はじめての楽しみ方までをわかりやすくご紹介します。
御朱印ってどんなもの?意味と文化をわかりやすく解説
御朱印とは、神社やお寺を参拝した証としていただける“印”や“記録”のことです。もともとは写経を納めたお礼として渡されていたもので、今では参拝した記念や御利益への感謝の気持ちを込めていただくのが一般的です。
御朱印は「神社名や日付」「朱印(スタンプ)」「墨書(筆文字)」で構成されていて、それぞれの神社・寺院によってデザインや筆の雰囲気がまったく違うのが魅力です。単なるお土産ではなく、参拝の証として大切に扱うのがマナーです。
「かっこいい御朱印」とは?評価ポイントはデザインだけじゃない
最近では「かっこいい御朱印」が人気ですが、それは単に見た目がおしゃれというだけではありません。たとえば次のようなポイントで評価されています。
- 墨字の力強さや美しさ
- 独自の朱印デザインや装飾の有無
- カラフルなインクや金箔が使われた特別仕様
- 神社の歴史やテーマに沿った意味のある絵柄
中には「見開き(2ページ分)で1つの絵になる御朱印」や「季節限定・祭事限定」など、レア度の高いものもあります。ただ“かっこいい”だけでなく、その背景や工夫に触れることで、御朱印の奥深さがより楽しめるようになります。
御朱印収集の楽しみ方とおすすめの始め方
御朱印を集めるときは、まず「御朱印帳(ごしゅいんちょう)」を用意しましょう。これは神社やお寺で販売されているほか、雑貨店やネット通販でもおしゃれなものが手に入ります。自分の好みに合った御朱印帳を選ぶことで、集める楽しみもぐっと広がります。
参拝の際には必ずマナーを守り、「まず参拝をしてから御朱印をお願いする」という順番を守ることが大切です。また、御朱印は書き手さん(神職・僧侶・職員など)の手書きであることが多いため、混雑時には待つこともありますが、それも含めて“いただく”という気持ちで楽しむのがコツです。
初心者には「地元の神社から始めてみる」「テーマを決めて集める(例:龍が描かれている御朱印)」といった工夫もおすすめですよ。
全国の“かっこいい御朱印”がもらえる神社ランキングTOP10
御朱印は神社仏閣を参拝した記録でありながら、最近ではその芸術性や限定性から、コレクションの対象としても人気が高まっています。
特に「かっこいい」と話題になる御朱印は、デザインや書体、素材に工夫が凝らされており、SNS映えも抜群。
ここでは、全国から厳選した“かっこいい御朱印”をいただける神社をランキング形式でご紹介します。
1位|京都・伏見稲荷大社|和紙と朱印の融合が美しすぎる
朱と黒のコントラストが際立つ伏見稲荷大社の御朱印は、シンプルながらも伝統を感じさせる風格が特徴です。
上質な和紙に丁寧な筆文字が映え、朱印の押し方も力強く、見る者を惹きつけます。
稲荷神の象徴である狐がデザインされていることもあり、海外からの参拝者にも高く評価されています。
2位|東京・神田明神|伝統と現代アートが融合した御朱印
東京・秋葉原にも近い神田明神では、イベント時期に登場する限定御朱印が「現代アートのよう」とSNSで話題に。
アニメとのコラボ御朱印やデジタルプリントを活用したカラー御朱印など、新旧の融合を感じられる点が多くの人の心をつかんでいます。
3位|広島・厳島神社|神秘的な海上御朱印が話題に
海の上に浮かぶ鳥居で有名な厳島神社の御朱印は、その神秘的なロケーションも相まって特別感たっぷり。
青系の和紙を使った御朱印や、月替わりで色合いが変わる御朱印などもあり、自然との調和を感じられる一枚として人気です。
4位|愛知・熱田神宮|立体感ある金文字が映える
金色の墨を使った特別御朱印が有名な熱田神宮。立体的に浮き出るような文字が施され、光の加減で美しく輝く姿は圧巻です。
荘厳で力強い印象があり、「勝運」や「金運」アップを願う人にも選ばれやすい御朱印となっています。
5位|奈良・春日大社|季節ごとの色彩豊かな一枚
春日大社では、四季折々の風景や祭事に合わせてカラフルな御朱印が登場します。
特に春の桜や秋の紅葉をモチーフにした御朱印は、「まるで絵画のよう」と評されることも。
芸術性と季節感を楽しめる点が、多くの参拝者から支持されています。
6位|東京・明治神宮|力強い筆致が男前な印象に
明治神宮の御朱印は、派手さはないものの、太筆で書かれた文字に迫力があり「男前御朱印」として密かに人気です。黒の墨一色ながら、書の力強さが際立ち、静かな美しさが感じられます。
シンプルながら“かっこよさ”がにじみ出る一枚です。
7位|大阪・住吉大社|カラフルで現代的なアレンジ御朱印
住吉大社では、伝統的な朱印に加え、期間限定で色とりどりのインクやキャラクター風イラストが入った御朱印が登場します。
現代的なポップさと神聖さが共存したデザインが、若い参拝者やファミリー層にも人気です。
8位|神奈川・鶴岡八幡宮|和紙の質感が魅力の伝統派
鶴岡八幡宮の御朱印は、落ち着いた書体と上品な和紙の質感が印象的です。
季節や催しに応じてさりげなく変化するデザインがあり、シンプルながらも細部にこだわりを感じさせる“静かなかっこよさ”を演出しています。
9位|宮城・鹽竈神社(しおがま)|美麗な書体がSNSで話題
鹽竈神社の御朱印は、他にはない流麗な筆遣いと、細長い縦型の構成が特徴。
美しい書体が「書道の作品のよう」とSNSで話題になっています。
和紙の質も高く、丁寧な対応にも定評があります。
10位|福岡・太宰府天満宮|学問成就とセットで人気の御朱印
太宰府天満宮では、学業成就のお守りと一緒にいただく御朱印が人気。
梅の花や筆文字が印象的で、受験生や学生に特に支持されています。
季節限定でカラフルな御朱印が登場することもあり、“かわいくてかっこいい”バランスが魅力です。
エリア別で探せる!関東・関西・全国のおすすめ御朱印スポット
御朱印巡りを楽しむうえで、エリアごとの神社やお寺の特色を知っておくとより一層充実した参拝になります。
アクセスの良さや観光とあわせて楽しめるかどうかも、ポイントになります。
ここでは関東・関西・全国の注目スポットをそれぞれご紹介します。
東京・神奈川など|アクセス良好な関東の人気神社
関東エリアは電車やバスでのアクセスがしやすく、気軽に御朱印巡りを楽しめるのが魅力です。
特に東京都内では、明治神宮・神田明神・根津神社など歴史あるスポットが駅近に多く、平日でも参拝者でにぎわっています。
神奈川県では、鎌倉の鶴岡八幡宮や江島神社など、観光を兼ねた参拝が人気。
どの神社仏閣も個性的な御朱印が用意されており、季節ごとの限定版も多く見られます。
京都・大阪エリア|御朱印巡りに最適な歴史ある神社仏閣
関東エリアは電車やバスでのアクセスがしやすく、気軽に御朱印巡りを楽しめるのが魅力です。
特に東京都内では、明治神宮・神田明神・根津神社など歴史あるスポットが駅近に多く、平日でも参拝者でにぎわっています。
神奈川県では、鎌倉の鶴岡八幡宮や江島神社など、観光を兼ねた参拝が人気。
どの神社仏閣も個性的な御朱印が用意されており、季節ごとの限定版も多く見られます。
その他の注目エリア|東北・九州・地方の名スポット
地方にも“御朱印好き”の心をくすぐる魅力的な神社仏閣が数多くあります。
たとえば宮城の鹽竈神社は、美しい書体の御朱印でSNS映えすると評判。
福岡の太宰府天満宮は学問の神様として有名で、限定御朱印も人気です。
さらに、山梨・長野・岡山などのエリアにも、地元ならではの風景を描いたイラスト御朱印や、地元作家とのコラボ御朱印など、ここでしか手に入らない一枚が存在しています。
地方巡りだからこその“穴場感”も楽しみのひとつです。
限定・季節ごとの御朱印が熱い!今だけのデザインを狙おう
最近の御朱印は「ご利益」だけでなく「デザイン性」や「期間限定性」でも注目されています。
神社やお寺によっては、季節の行事や特別な日、イベントなどに合わせて、通常とは異なるレアな御朱印が頒布されることも。参拝の楽しみをさらに広げてくれる、限定・季節御朱印の魅力をご紹介します。
イベント・期間限定のレア御朱印を逃さないために
神社仏閣の中には、年に数回だけ配布される“イベント限定”の御朱印を用意しているところもあります。たとえば節分や七夕、お祭りなどに合わせて、特別な色使いやイラストが加えられた御朱印が登場するケースも。
配布期間は短く、数に限りがあることも多いため、公式サイトやSNSで事前にスケジュールを確認しておくのがおすすめです。また、人気の御朱印は朝早くから行列ができることもあるため、余裕を持った行動が大切です。
季節で変わる御朱印|桜・紅葉など四季折々の彩り
桜の季節にはピンクを基調としたデザイン、紅葉の時期には赤やオレンジの彩りが美しい御朱印が登場するなど、自然の移ろいを感じさせてくれる季節限定御朱印も人気です。
たとえば、京都・平安神宮では桜の季節にだけもらえる「しだれ桜御朱印」が話題に。また、山梨・新倉富士浅間神社では秋限定で紅葉と富士山が描かれた御朱印が用意されるなど、旅の記念としても魅力的な一枚になります。
こうした御朱印は、期間が終わると次の年まで手に入らないことがほとんど。
事前に公式SNSや寺社の案内掲示をチェックしておくと安心です。
SNSで話題!“映える”御朱印ベスト5
1. 愛知・星神社|七夕切り絵御朱印(織姫・彦星モチーフ)
七夕の期間限定で頒布される七夕切り絵御朱印は、織姫と彦星をモチーフにした美しい切り絵が特徴です。金文字と銀の社紋などの装飾も加わり、まさに“映える御朱印”として評判です。
2. 兵庫・水堂須佐男神社|夏だけの展開!四社詣で完成する切り絵御朱印
兵庫県尼崎市のこの神社では「兵庫スサノヲ四社詣」で四社巡ると、一枚の切り絵御朱印が完成するユニークな仕組みがあります。神話モチーフを用いた精緻な切り絵デザインが話題です。
3. 岡山・和氣神社|季節の花と狛猪デザインの御朱印
見開きいっぱいに季節の花をあしらい、狛犬ではなく猪(いのしし)をモチーフにしたユニークな切り絵御朱印。躍動感のある遊び心あふれるデザインがSNSで注目されています。
4. 埼玉・龍泉寺|四季で変わる切り絵御朱印が圧巻
熊谷の龍泉寺では春夏秋冬で切り絵の柄が入れ替わるシリーズが人気。特に夜空や花火、蓮をテーマにしたデザインが評価されており、2021年頃からSNSでも注目されています。
5. 愛知・龍泉寺(三河善光寺)|夏限定の黄金馬頭観音デザイン
岡崎市の三河善光寺では、夏季限定で馬頭観音を黄金色で切り絵化し、背景に青海波と花火模様を組み合わせた御朱印を頒布。荘厳な雰囲気がSNS映えしています。
これらの御朱印はいずれも限定配布や季節限定のデザインで、SNSでも「見たくなる」「手に入れたい」と話題になっているものばかりです。「ただのスタンプ」ではなく、アート作品のような御朱印を楽しみたい方におすすめです。
御朱印巡りをもっと楽しむためのおすすめルート&モデルコース
御朱印集めは、ただのスタンプラリーではなく、神社仏閣の魅力や日本文化を深く体感できる旅でもあります。
特にエリアごとにテーマを決めて巡ることで、効率的かつ楽しい巡礼体験ができます。
ここでは、関東近郊のモデルコースや、観光との組み合わせ方、さらに便利なアプリ活用術をご紹介します。
関東近郊で日帰りOKのルート3選
時間が限られていても、日帰りで十分満足できる御朱印巡りコースはたくさんあります。
以下におすすめの3コースをご紹介します。
【コース1】東京下町コース(浅草・上野周辺)
- 浅草寺(台東区):雷門で有名な観光名所。力強い筆文字の御朱印が魅力。
- 上野東照宮(上野公園内):金色の装飾が映える社殿と、美しい御朱印が人気。
- 湯島天満宮:学問の神様として有名で、合格祈願に訪れる人も多数。
【コース2】鎌倉・江ノ島コース(神奈川県)
- 鶴岡八幡宮:歴史ある鎌倉の中心地。季節限定の御朱印も注目。
- 長谷寺・御霊神社:江ノ電沿線にある静かな寺社で、観光とセットに最適。
- 江島神社:島全体が信仰の対象になっており、海を背景にした御朱印が映える。
【コース3】川越小江戸コース(埼玉県)
- 川越氷川神社:縁結びの神様。風鈴や切り絵御朱印が有名。
- 蓮馨寺:地元に根付いた寺で、シンプルながら力強い御朱印が人気。
- 成田山川越別院:本堂の大きさと厳かな雰囲気で印象に残る。
これらのコースは、交通アクセスが良く、初心者でも安心して楽しめるルートです。
観光とセットで楽しめるおすすめの街歩きスポット
御朱印巡りは、観光と組み合わせて街の魅力も味わうのがおすすめです。
以下は、街歩きに適したスポットです。
- 鎌倉・江ノ電沿線:小町通りでの食べ歩きや古民家カフェ巡りも楽しめます。
- 浅草・上野エリア:合羽橋道具街や上野動物園、アメ横など見どころが満載。
- 川越(小江戸):蔵造りの町並みやサツマイモスイーツが楽しめる。
特に女性同士の旅やカップルでの御朱印巡りには、こうした「街の魅力」も大切な要素になります。
御朱印めぐりアプリや地図を活用するコツ
スマホアプリを活用すると、御朱印巡りが一気に便利で楽しくなります。
おすすめアプリ
- 御朱印マップ(iOS/Android):現在地から近くの神社仏閣を検索可能。
- 御朱印帳アプリ「神社がすき」:写真とメモで自分だけの記録が残せます。
- Googleマップカスタムルート:行きたいスポットを事前にピン留めして、効率的にまわるルートを作成。
活用のコツ
- 目的地を事前にリスト化しておく。
- 御朱印の頒布時間(たとえば9時〜16時)を確認する。
- 神社ごとの定休日や臨時休業日にも注意。
紙の地図と併用すると電池切れのリスクにも備えられるので、1枚持っておくのもおすすめです。
御朱印帳にもこだわりたい!おしゃれで人気のアイテム紹介
御朱印巡りをさらに楽しむためには、御朱印帳選びも大切なポイントです。デザインの好みや使い勝手は人それぞれですが、自分らしい一冊を持つことで御朱印集めのモチベーションもぐっと上がります。ここでは、購入場所の違いや人気ランキング、デザインのバリエーションについてご紹介します。
御朱印帳ってどこで買う?神社・通販・専門店を比較
御朱印帳はさまざまな場所で購入できますが、それぞれに特徴があります。
- 神社・寺院で購入する
その場で御朱印をいただけるためスムーズ。オリジナルの御朱印帳があることも多く、参拝の記念として最適です。 - 通販サイト(Amazon・楽天・Yahoo!など)
種類が豊富で、価格やレビューを比較しながら選べるのがメリット。即日発送もあり便利です。ただし、品質のばらつきには注意が必要です。 - 文具店・雑貨専門店
デザインにこだわったアイテムが多く、おしゃれな和柄やモダンな表紙の御朱印帳が見つかることも。実物を見て選べる点も魅力です。
自分の好みや使用スタイルに合った場所を選ぶと失敗が少なくなります。
全国で人気の御朱印帳ランキングTOP5
SNSやレビューで人気の御朱印帳を5つ厳選してご紹介します。どれもデザイン性と実用性を兼ね備えたものばかりです。
- 京都・清水寺オリジナル御朱印帳
和紙と金箔があしらわれた高級感ある仕上がりで、京都らしい落ち着いた美しさが魅力。 - 東京・浅草寺限定カラー御朱印帳
江戸風の粋なデザインが人気。参拝者限定で入手できるレアアイテム。 - くろちくの和柄御朱印帳(通販可)
華やかな和柄が特徴で、通販での入手も可能。カラーバリエーションも豊富。 - コクヨ×HITOTOKIコラボ御朱印帳
文具メーカーとのコラボで作られた一冊。現代的なデザインで若い世代からも好評。 - 三重・伊勢神宮の白無地御朱印帳
シンプルで品のある一冊。格式高い神社の御朱印帳として根強い人気を誇ります。
御朱印帳の人気は時期によっても変わるため、定期的にチェックすると新しい出会いがあるかもしれません。
男性向け・女性向け・カップル向けデザイン別に紹介
御朱印帳には、性別やシーンに合わせたデザインも豊富に揃っています。
- 男性向け
黒・紺・グレーなど落ち着いた色調で、シンプルな紋様や武将モチーフが多め。手に馴染む布地や革調の表紙も人気。 - 女性向け
桜柄や和花模様、パステルカラーの御朱印帳が多く、見た目にも華やか。持っていて気分が上がるような一冊が選ばれています。 - カップル・夫婦向け
お揃いや色違いのペア御朱印帳が注目されており、旅行や記念日のプレゼントにもぴったり。二人で御朱印巡りを楽しむきっかけにもなります。
用途に合わせて選べば、さらに思い出に残る御朱印集めができるはずです。
御朱印をもらう際に気をつけたいマナーと基本ルール
御朱印は単なるスタンプラリーではなく、神社やお寺とのご縁を結ぶ「記念印」です。最低限のマナーを守って受けることで、相手への敬意も伝わりますし、御朱印巡り自体がより心ある体験になります。ここでは、初めての方でも安心して御朱印を受けられるように、基本的なマナーとルールを解説します。
御朱印をもらうときの正しい順序と拝礼マナー
御朱印をいただくときは、まず「参拝を済ませてから」が大原則です。御朱印だけを目的に立ち寄るのはマナー違反とされます。
- 参拝の基本の流れ
1. 鳥居をくぐる前に軽く一礼
2. 手水舎で手と口を清める
3. 本殿で拝礼(二礼二拍手一礼)
この流れをきちんと行ってから、御朱印所へ向かいましょう。
また、御朱印をお願いする際は「御朱印をいただけますか?」と丁寧に声をかけ、御朱印帳を正しく開いて渡すのが礼儀です。
混雑時や書き置き対応時のスマートな行動
人気の御朱印スポットでは、混雑していることもあります。そんな時は、周囲への配慮が大切です。
- 順番を守る:並ぶ必要があるときは列に従い、静かに待ちましょう
- 書き置き対応の場合:事前に掲示を確認し、丁寧に受け取るようにしましょう
- スマホ撮影など:御朱印帳や受付の様子を写真に撮るのは控えるのが無難です(許可がある場合を除く)
神社や寺院の雰囲気を壊さないよう、静かな行動を心がけましょう。
御朱印収集でやってはいけないこととは?
御朱印集めは楽しみのひとつですが、以下のような行為はNGです。
- 転売目的で集める
御朱印をフリマアプリなどで売買するのは、宗教的にもモラル的にも避けるべきです。 - 同じ日に複数回受け取る
一日に何度も同じ御朱印を求めるのは失礼にあたります。限定御朱印などであっても、節度を持った対応が大切です。 - 参拝せずに御朱印だけもらう
前述の通り、御朱印は「参拝の証」です。きちんとお参りをしてから受けるようにしましょう。
よくある質問Q&A|御朱印初心者が迷いやすいポイント解説
御朱印巡りを始めたばかりの方にとっては、細かいルールや疑問がつきものです。
ここでは、特に初心者が戸惑いやすいポイントをQ&A形式でわかりやすく解説します。
同じ神社でも何種類もらえるの?
神社やお寺によっては、複数種類の御朱印を用意している場合があります。例としては以下のようなケースです。
- 本殿・摂社・末社ごとに異なる御朱印
- 特別な行事や季節限定の御朱印
- 月替わりや干支にちなんだデザイン
ただし、一度の参拝で全部をもらうことが失礼になる場合もあるため、受付で確認するのが無難です。また「1回の参拝につき1つが理想」という考え方もあります。
御朱印帳がいっぱいになったらどうする?
御朱印帳がいっぱいになった場合は、新しい御朱印帳を用意すればOKです。
- 古い御朱印帳は自宅で保管するか、希望があれば神社でお焚き上げしてもらうこともできます。
- 神社によっては、使い終えた御朱印帳に感謝を込めて納める「納経帳奉納箱」などを設置しているところもあります。
保管する場合は、湿気や日焼けを防ぐように注意しましょう。
御朱印はお寺でももらえるの?神社と違いは?
御朱印は神社だけでなくお寺でも受け取れます。ただし、宗派や地域によって少し違いがあります。
- 神社では「御朱印」、お寺では「納経印」とも呼ばれることがあり、写経を奉納する習慣も残っています。
- 書かれる言葉や構成(印・墨書・日付など)にも微妙な違いがありますが、どちらも参拝の証としてありがたくいただくものです。
基本的なマナーは共通ですが、宗派ごとの作法もあるので、事前に調べておくと安心です。
まとめ
御朱印はただのスタンプではなく、神社やお寺とのご縁を記録に残す大切な文化です。
この記事では、「かっこいい御朱印」にフォーカスしつつ、全国の注目神社、限定御朱印、おすすめルート、御朱印帳の選び方、マナーなど幅広く解説しました。
初めて御朱印巡りに挑戦する方も、すでに始めている方も、マナーを守りながら自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。特に季節限定やアート性の高い御朱印は、旅の思い出をより鮮やかに彩ってくれるでしょう。
今後も神社やお寺を訪れるたびに、御朱印という“心の記録”を大切に積み重ねていってください。