英語で「第2」を表現する際、「2th」と書いていませんか?実はそれ、間違いなんです。
正しくは「2nd」。このように、英語では順序を表す表現(序数)に特有のルールがあり、「th」だけでは済まされないケースも多々あります。
この記事では、「2th」と「2nd」の違いを中心に、よくある英語表現の誤用や、正しい使い方をわかりやすく解説していきます。
「2th」はなぜ間違い?英語の序数の基本ルール
英語では「1st(first)」「2nd(second)」「3rd(third)」のように、序数を表すときには独自の綴りと読み方があります。ここでは、基本的なルールと「2th」が誤りである理由を見ていきましょう。
序数とは?1st・2nd・3rdなどの使い分け
序数とは、「第1」「第2」「第3」など、順序を示す数詞のことです。
英語では次のように表現されます。
- 1st(first)
- 2nd(second)
- 3rd(third)
- 4th(fourth) 以降は原則 “th” を使います。
このように、1〜3位までは「st」「nd」「rd」といった特別な語尾が付きます。
4以降は「th」が基本になります。
「2th」が間違いである理由
英語のルールでは「2」は「second」と読み、「nd」を使って「2nd」と表記します。
「2th」はそのルールに反しており、文法的にも発音的にも誤りです。実際、ネイティブスピーカーは「2th」を見た瞬間に違和感を覚えます。
その他の例外的な序数表現(11th, 12thなど)
11thや12thといった番号には「th」が付きますが、これは語尾が1や2であっても特例として扱われます。
これは「11=eleventh」「12=twelfth」のように、語源的にも特別な形になっているためです。
「2nd」が正しい理由と使われる場面
「2nd」は正しい表現であり、日常会話やビジネス文書など幅広い場面で使われます。
その使い方や意味について確認しておきましょう。
「2nd」の意味と読み方(セカンド)
「2nd」は「second(セカンド)」の略記で、「第2の」「2番目の」という意味になります。
口語でも文語でも頻繁に登場する基本表現であり、日常会話やビジネス、学術分野でも幅広く使用されます。
英語の中でも特に使用頻度の高い序数のひとつといえるでしょう。
日付・順位・順序などでの「2nd」の使用例
たとえば、「June 2nd(6月2日)」「2nd place(2位)」「the 2nd chapter(第2章)」など、さまざまな文脈で「2nd」は使われます。
イベントの日付やスポーツ大会の順位発表、小説や映画の章タイトルなど、あらゆるシーンで目にする機会があります。ま
た、会話の中で「This is my 2nd time.(これは2回目です)」のように、自分の経験を表す際にもよく使われます。
口語・ビジネス・日常英会話での活用シーン
ビジネスの場面では「2nd quarter(第2四半期)」といった財務レポートで使われるほか、「2nd interview(2次面接)」など採用活動の文脈でも使われます。
教育現場では「2nd grade(2年生)」が代表的ですが、学校のスケジュールやカリキュラムにも頻出します。
さらに、オンラインショッピングや予約システムなどでも、「2nd choice(第2希望)」や「2nd address(第二の住所)」といった表現で活用されており、特にアメリカ英語では日常の中で非常によく目にする形式です。
「th」はいつ使う?間違えやすいパターンを整理
「とりあえず数字の後ろに“th”をつけておけばいい」と思っていませんか?
実は、そこに落とし穴があります。
ここでは、間違いやすいパターンを具体的に整理してみます。
基本的に「th」がつくのは4th以降
序数のうち、「4th(fourth)」「5th(fifth)」など、4以降は原則として「th」が付きます。
このルールを知らずに「2th」や「3th」と書いてしまう人が多いのです。
「th」ではなく「rd」「nd」「st」となる条件
語尾が1なら「st」、2なら「nd」、3なら「rd」を使います。
ただし、「11」「12」「13」のような“ティーン”系にはこのルールは当てはまりません(すべて「th」になります)。
例:11th、12th、13th。
覚えておきたい語尾の例外パターン表
以下の表を見れば、序数ごとの正しい語尾が一目でわかります。
特に11〜13番のような例外に注意して覚えておくと、誤用を防ぎやすくなります。
英語で「第2」を表現する際、「2th」と書いていませんか?
実はそれ、間違いなんです。
正しくは「2nd」で、このように英語では順序を表す表現(序数)に特有のルールがあり、「th」だけでは済まされないケースも多々あります。
数字 | 序数表記 |
---|---|
1 | 1st |
2 | 2nd |
3 | 3rd |
4 | 4th |
11 | 11th |
12 | 12th |
13 | 13th |
日本人がよく間違える英語表現・綴りまとめ
「2th」以外にも、日本人がよく間違える英語表現は意外とたくさんあります。
ここでは、典型的な誤用と正しい使い方をいくつかご紹介します。
「He go」→正しくは「He goes」など動詞の変化
三人称単数(he, she, it)の主語のときは、動詞に「s」や「es」が付きます。
「He go」は文法的に間違いで、「He goes」が正解です。
基本中の基本ですが、案外うっかりミスが多いところです。
「I’m fine thank you and you?」問題
学校英語で習うこの表現、実はあまり自然な言い回しではありません。
ネイティブは通常「I’m good. How about you?」や「Pretty good. And you?」など、より自然な表現を使います。
日常会話で恥をかかないための言い回し例
以下のような表現もチェックしておくと安心です。
- 「Let’s go to shopping」→正しくは「Let’s go shopping」
- 「I have a cold from yesterday」→正しくは「I’ve had a cold since yesterday」
正しい英語表現を身につけるためのコツ
英語の間違いを減らし、より自然な表現を身につけるための学習方法もあわせてご紹介します。
音読とリスニングで「感覚」をつかむ
英語のフレーズや語順は、頭で覚えるだけでなく、声に出して読むことが大切です。
音読とリスニングを繰り返すことで、自然な語感が養われ、誤用の防止にもつながります。
SNSや英語ネイティブの投稿から学ぶ
TwitterやInstagramなどで、英語圏のユーザーの投稿を日常的に目にすることで、リアルな言い回しを学べます。
気になる表現をメモしておくのもおすすめです。
使いながら覚える!英文日記やチャットのすすめ
実際に自分で英文を書く習慣をつけると、知識が定着しやすくなります。
毎日数行の英文日記を書く、英語チャットアプリを使って会話練習するなど、アウトプットを重ねていくことがポイントです。
まとめ
「2th」は誤用であり、正しくは「2nd」です。英語には序数や語尾の使い分けなど独自のルールがあるため、一見簡単そうに見えても間違えやすい部分が多く存在します。基本のルールをしっかり身につけることで、自然で正確な英語表現ができるようになります。ぜひ今回の内容を参考に、日常英語の精度を高めていきましょう。