映画館で映画を観るとき、「上映時間○○分」と書かれているけれど、実際に本編が始まるのはいつなのか気になったことはありませんか?特に、時間ギリギリに到着したときや、途中入場ができるかどうか不安なときに、この疑問が重要になります。
映画館では本編上映前に予告編やCMが流れるため、チケットに記載されている上映時間の時刻と、本編が始まるタイミングにはズレが生じることがあります。
また、映画館によって予告編の長さが異なったり、IMAXや4DXといった特別なフォーマットではさらに時間が変わることも。
本記事では、映画の上映時間の仕組みや実際に本編が何分後に始まるのか、途中入場のルールなどを詳しく解説します。映画をスムーズに楽しむためのマナーや注意点も紹介するので、事前にチェックして快適な映画体験を手に入れましょう!
映画の上映時間とは?
映画の上映時間は「○○分」と表記されていますが、これは本編だけの時間なのでしょうか?
それとも予告編やCMも含まれているのでしょうか?
実際に映画館に行くと、本編が始まるタイミングが予定時間と異なることが多いため疑問に思う方も多いはずです。ここでは、映画の上映時間の意味や、予告編との違いについて詳しく解説します。
「上映時間〇〇分」の意味
例えば、「上映時間120分」と書かれている映画は、本編だけで2時間あるという意味です。
しかし、実際に映画館に行くと、上映前に予告編やCMが流れるため、映画館にいる時間はこれより長くなります。
本編と予告の時間の違い
映画館では、上映時間の開始時刻になるとすぐに本編が始まるわけではありません。
まず最初に、映画の予告編や企業広告が流れます。
これは上映スケジュールには含まれず、映画館によって長さが異なります。
予告編は、これから公開予定の映画を紹介するもので、複数本流れるのが一般的です。
加えて、映画館によっては企業CMやマナー啓発映像が含まれることもあります。
そのため、実際に本編が始まるのは、チケットに記載された上映開始時刻の10〜20分後になることが多いです。
上映時間に含まれないもの
映画の上映時間に含まれないものとして、以下のようなものがあります。
- 予告編(次回作の紹介映像)
- 企業CM(映画館の広告枠で流れるCM)
- 劇場マナー映像(スマートフォンの電源オフの案内など)
- 上映前の映画館ロゴ演出(IMAX、4DXなどの特殊フォーマットでは長め)
これらは本編の一部ではないため、映画館の公式サイトやチケット情報に書かれている「上映時間」には含まれません。そのため、実際に映画館にいる時間は、上映時間よりも10〜20分長くなることを考慮しておくとよいでしょう。
映画本編は何分後に始まる?
映画館の上映時間に合わせて入場したのに、すぐに本編が始まらなかったという経験はありませんか?
実際には、上映前に映画の予告編や企業CMが流れるため、本編が始まるのは上映開始時刻よりも後になることがほとんどです。
このセクションでは、一般的な予告編の長さや映画館ごとの違い、IMAX・4DXなど特別フォーマットでの上映時間について詳しく解説します。
一般的な予告編の長さ
一般的な上映前の流れは以下のようになります。
- 映画館のロゴやマナー映像(約1〜2分)
- 企業CMやプロモーション映像(約5分)
- 映画の予告編(3〜5本、約10〜15分)
このため、上映スケジュールの時間ぴったりに本編が始まることは少なく、実際の本編開始は上映開始時間の10〜20分後になることがほとんどです。
映画館ごとの違い(TOHO、109シネマズなど)
映画館によって予告編の長さには違いがあります。代表的な映画館チェーンごとの傾向をまとめました。
映画館 | 予告編・CMの平均時間 | 備考 |
---|---|---|
TOHOシネマズ | 約15分 | マナーCM、企業CM、予告編がバランスよく流れる |
109シネマズ | 約20分 | 予告編の本数が多め |
イオンシネマ | 約15〜20分 | 劇場によってばらつきあり |
ユナイテッド・シネマ | 約15分 | 予告編が短めのことも |
MOVIX(松竹系) | 約10〜15分 | 比較的短め |
このように、映画館によって予告編の時間に差があるため、どの映画館で観るかによって本編の開始時間も変わることを覚えておきましょう。
IMAX・4DX・MX4Dの予告は長い?
IMAX、4DX、MX4Dなどの特殊フォーマットでは、通常のスクリーンとは異なる演出が加わるため、上映前の映像も少し変わります。
- IMAX
通常よりも長めのプロモーション映像(IMAX専用映像)が加わるため、予告編の時間は約20分程度になることが多い。 - 4DX・MX4D
体感型映画のため、特別な演出の説明映像が流れることがある。そのため、本編が始まるのは通常より少し遅れることがある。
特にIMAX作品は、「IMAX専用予告編」や「映像技術の紹介映像」が追加されるため、一般的な映画よりも本編の開始が遅くなる傾向があります。
映画の途中入場は可能?
上映時間に間に合わず、映画がすでに始まってしまった場合、途中から入場することはできるのでしょうか?
基本的には多くの映画館で途中入場が可能ですが、作品の種類や映画館のルールによっては制限されることもあります。ここでは、途中入場の可否や注意点、遅刻した場合の対処法について解説します。
映画館の基本ルール
映画の上映が始まってから途中で入場できるかどうかは、映画館のルールによります。
多くの映画館では、上映開始後でも入場は可能ですが、以下のような制限が設けられていることがあります。
- 完全入場制限のある作品
特定の映画(ホラー映画や特別上映作品など)では、上映開始後の入場が禁止されることがある。 - スタッフによる案内が必要な場合
遅れて入場する際に、スタッフが座席まで案内することがある。 - 混雑時の対応
満席に近い場合は、安全上の理由から途中入場を制限することがある。
基本的には、上映が始まっていても入場は可能ですが、映画館のルールによって対応が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
途中入場ができるケース・できないケース
途中入場が認められるかどうかは、映画館や作品の種類によって異なります。
以下に主なケースをまとめました。
状況 | 途中入場の可否 | 備考 |
---|---|---|
一般的な映画(通常上映) | 〇(可能) | 途中入場はできるが、暗い場内ではマナーに注意 |
IMAX・4DX・MX4D | △(制限あり) | 途中入場を制限する劇場もある |
ホラー映画 | ✕(不可の場合あり) | 演出の都合上、途中入場禁止のケースが多い |
特別上映(試写会・舞台挨拶など) | ✕(不可) | 多くの特別上映は途中入場が禁止される |
R指定映画(R15・R18) | △(制限あり) | 身分証確認のため、遅れると入場できないことも |
遅刻した場合の対処法
もし上映時間に間に合わず、映画が始まってしまった場合、以下のような対処法を考えましょう。
- 映画館のスタッフに確認する
→ 途中入場が可能かどうか、どこから入るのが最適かを聞く。 - スマホのライトは使わず、慎重に座席へ
→ 明るいライトを使うと、他の観客の迷惑になるため、足元の誘導灯を頼りに行動する。 - 次回上映への変更が可能か確認
→ 一部の映画館では、遅刻した場合に次の上映回に振り替えてくれる場合がある。 - 諦めて別の日に鑑賞する
→ どうしても本編の重要な部分を見逃してしまった場合は、別の日に改めて鑑賞するのも選択肢の一つ。
映画は最初から楽しむのがベストですが、どうしても遅れてしまった場合は、周囲への配慮を忘れずに対応しましょう。
映画館でのマナーと注意点
映画館では、多くの観客が映画に集中しているため、途中入場や退場の際には周囲への配慮が必要です。
暗い中で座席を探すコツや、上映中に入退場する際のマナーを理解しておくことで、周りに迷惑をかけずに映画を楽しむことができます。
このセクションでは、映画館でのマナーや注意点について紹介します。
途中入場時のマナー
映画が始まってから入場する場合、すでに場内は暗くなっており、観客もスクリーンに集中しています。
そのため、途中入場はできるだけ静かに、目立たないように行うことが重要です。
途中入場時のマナーとして、以下の点に気をつけましょう。
- ドアの開閉は静かに → ドアを勢いよく開けると、光が入りすぎて周囲の迷惑になります。
- スマホのライトは使用しない → 明るい光は他の観客の邪魔になるため、使わずに足元の誘導灯を頼る。
- 素早く座席へ移動する → できるだけスクリーンの前を横切らないようにし自分の席にスムーズに座る。
- 会話は控える → 遅れた理由などを同行者と話すのは避け、席に着くまでは無言で行動する。
映画館は多くの人が快適に映画を楽しむ場所なので、周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。
暗い中で座席を探すコツ
上映中の映画館はとても暗く、遅れて入場すると座席を見つけるのに苦労することがあります。
スムーズに席に着くためには、以下のコツを押さえておくとよいでしょう。
- チケットを事前に確認しておく
→ どの列・座席番号なのかをしっかり覚えておくことで、迷わずに移動できる。 - 足元の誘導灯を頼りにする
→ 座席の通路には微かなライトがあるので、それを目印に移動する。 - 通路側から移動する
→ できるだけスクリーン前を横切らず、通路側を利用して席に向かう。 - スタッフに案内を頼む
→ どうしても座席が見つからない場合は、スタッフに小声で尋ねる。
特にIMAXや4DXなどの大型スクリーンでは、座席の段差が大きいため、注意して移動しましょう。
上映中の入退場で気をつけること
映画の途中でトイレや体調不良などで退場する場合も、周囲の観客に配慮した行動が求められます。
- 静かに移動する → なるべく音を立てずに歩き、スクリーン前を横切らないようにする。
- できるだけ映画のクライマックスを避ける → 映画の盛り上がりシーンでは、出入りを控える。
- ドアを勢いよく開閉しない → 外の光が場内に漏れないように、ゆっくり開閉する。
- 戻る際もスムーズに座る → 席に戻る際も、スマホの光を使わず、素早く座る。
特に映画の終盤では、観客の集中力が高まるため、極力途中退場を避けるのがベストです。
もしどうしても退出する必要がある場合は、できるだけ周囲に配慮した行動を心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
映画の予告編は何分流れるのか?上映時間を過ぎたら入場できるのか?
IMAXや4DXの予告編は通常と違うのか?映画館で映画を観る際に多くの人が疑問に思うポイントを、Q&A形式で詳しく解説します。
事前に知っておくことで、スムーズに映画を楽しむことができますよ!
映画の予告編は何分ある?
映画館で流れる予告編の長さは映画館によって異なりますが、一般的には10〜20分程度です。
- TOHOシネマズ:約15分
- 109シネマズ:約20分
- イオンシネマ:約15〜20分
- ユナイテッド・シネマ:約15分
- MOVIX(松竹系):約10〜15分
予告編の内容は、これから公開される映画の紹介映像のほか、企業CMや映画館のマナー映像などが含まれることもあります。
上映時間を過ぎたら入場できない?
ほとんどの映画館では、上映開始後でも入場可能です。
ただし、以下のようなケースでは入場が制限されることがあります。
入場できるケース
✅ 通常の映画上映(一般的な作品)
✅ IMAX・4DX・MX4Dなどの特別フォーマット(劇場によっては制限あり)
✅ 席が確保されている場合(指定席制)
入場できないケース
❌ 特別上映(舞台挨拶、試写会など)
❌ R指定映画(身分証確認が必要な場合)
❌ 途中入場を禁止している劇場(例:一部のホラー映画上映など)
遅刻した場合は、映画館のスタッフに相談すれば次回上映に変更できることもあるので、諦めずに確認してみましょう。
IMAXや4DXの予告時間は普通と違う?
IMAXや4DXなどの特殊フォーマットでは、通常の上映とは異なる予告編やプロモーション映像が追加されることが多く、予告時間が長めになる傾向があります。
フォーマット | 予告編の長さ | 特徴 |
---|---|---|
通常上映 | 約10〜20分 | 一般的な映画予告と企業CMが流れる |
IMAX | 約20分 | IMAX専用映像や技術紹介映像が加わる |
4DX・MX4D | 約15〜20分 | 体感型映画の説明映像が追加される |
特にIMAXでは、IMAX専用予告編が含まれるため、本編の開始が通常よりも遅れることがあるので注意しましょう。
まとめ:映画を快適に楽しむために
映画館でのルールやマナーを守ることで、自分も周りの観客も快適に映画を楽しめます。
予告編の長さや途中入場のルールを把握しておけば、遅刻してしまったときも慌てずに対応できますね。
事前に映画館のルールをチェックし、時間に余裕を持って行動することで、最高の映画鑑賞を楽しみましょう!