上旬・中旬・下旬とは?カレンダー上の意味と具体的な期間をやさしく解説

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「上旬・中旬・下旬って具体的にいつのこと?」
カレンダーやビジネスのやりとりでよく目にする表現ですが、意外と正確な日付を知らないまま使っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、「上旬はいつまで?」「中旬とは何日?」「下旬とは月末の何日まで?」といった疑問に対し、明確かつわかりやすく解説していきます。ビジネスや予定調整にも役立つ内容です。

目次

上旬・中旬・下旬とは何を指すのか?

カレンダー上の「上旬・中旬・下旬」は月を3つに分けた期間を表しますが、それぞれに明確な日付の区切りがある程度決まっています。

それぞれの語源と意味

  • 上旬:「上(かみ)」の部分を表すため、月の初めの期間を意味します。
  • 中旬:「中(なか)」を示す文字どおり、月の中頃の期間です。
  • 下旬:「下(しも)」にあたるため、月の終わりの期間を指します。

これらは古くから使われている表現で、公的文書や天気予報などでも使われています。

日付で分ける一般的な定義

一般的には次のように分けられています。

  • 上旬:1日〜10日
  • 中旬:11日〜20日
  • 下旬:21日〜月末(28〜31日)

この定義はビジネスや学校・官公庁など多くの場面で共通して使われています。

公的機関や企業の使い方の例

たとえば、気象庁の天候予報では以下のように期間を区分しています。

  • 上旬:1日〜10日
  • 中旬:11日〜20日
  • 下旬:21日〜月末

同様に、大手企業の納期案内やイベント情報でもこの区分が採用されることが多いです。

上旬はいつからいつまで?

「上旬に発送します」などの表現をよく目にしますが、正確な期間を把握しておかないと誤解を招く恐れもあります。

上旬=1日〜10日が基本

「上旬」とは原則として毎月1日〜10日までの10日間を指します。
どの月であってもこの範囲に変わりはありません。

  • 例:5月上旬=5月1日〜10日

この期間に含まれる祝日(例:5月3日憲法記念日)などに合わせて予定が組まれるケースもあります。

上旬に含まれる祝日や行事の例

  • 1月上旬:お正月・三が日
  • 3月上旬:ひな祭り(3日)
  • 5月上旬:ゴールデンウィーク前半

特に連休や季節行事と重なる月は、「上旬」の重要度が高まります。

実際のビジネスシーンでの使い方

  • 「書類は4月上旬に郵送します」→4月1〜10日の間を指す
  • 「上旬中に返答ください」→10日までに返答を求めている

口頭でもメールでも、「上旬=10日まで」という共通認識で使われていることが多いため、それを踏まえて対応するのがスムーズです。

中旬とは何日から何日まで?

上旬と下旬の間に位置する「中旬」も、明確な範囲が定義されています。

中旬=11日〜20日が通例

「中旬」とは、毎月11日〜20日までの10日間を指します。

  • 例:9月中旬=9月11日〜20日

この区間は土日や祝日の位置によって若干前後して感じられることがありますが、基本的には変わりません。

天気予報・気象庁などでの使われ方

天気予報や季節予報で「中旬は雨が多いでしょう」などと出た場合、11日〜20日を前提に解釈されます。

  • 例:梅雨入り予想=6月中旬とされれば、6月11〜20日を指す

天候や季節の節目にもよく使われる表現です。

中旬を使う際の注意点や例外

  • 「中旬ごろ」「中旬以降」といった曖昧な表現には注意
  • ビジネスではなるべく具体的な日付に置き換えるのが親切

例えば「18日頃に納品予定です」と明記する方が、誤解を減らすことができます。

下旬とはどの期間のこと?

月の後半を意味する「下旬」についても、その範囲はある程度明確です。

下旬=21日〜月末が一般的

「下旬」は、21日から月末(28日〜31日)までの期間を指します。

  • 例:2月下旬=2月21日〜28日(または29日)
  • 例:12月下旬=12月21日〜31日

月によって最終日が異なるため、「下旬」は10〜11日程度の幅になります。

月末が28日や31日の場合の扱い方

  • 28日で終わる2月でも「21日〜28日」が下旬
  • 31日まである月でも「21日〜31日」で問題なし

どの月も「21日から末日まで」が下旬に該当するという点では共通しています。

「下旬発送」など実務上の意味

  • 「3月下旬に納品予定です」→3月21日〜31日の間に届くと想定
  • 「下旬以降の対応になります」→21日以降を意味し、具体的には明示されていない

下旬表現は幅が広い分、できれば具体的日付で補足すると親切です。

「上旬・中旬・下旬」が分かりにくいときの対処法

曖昧さが生じやすいこの表現を、よりわかりやすく伝える工夫もあります。

具体的な日付で言い換える

  • 「8月上旬→8月1日〜10日」
  • 「中旬ごろ→13日〜17日の間」など

特に取引先や顧客への連絡には、明確な日付を添えることで認識のズレを防げます。

「上旬頃」「下旬以降」の曖昧さに注意

  • 「頃」「以降」などの表現は幅が広すぎる
  • 誤解やクレームにつながるケースも

相手に明確な期限を伝える必要がある場合は、具体的な日程や「○日〜○日頃」と補足するのがおすすめです。

納期・予定のやりとりでの使い分け方

  • 社内用:上旬・中旬・下旬の区分でOKな場合も
  • 社外連絡:具体的な日付または○日前後の表記が安心

特に納品・発送・イベント開催日などの予定を伝える際には、「○日頃」と明記する方がスムーズなやりとりにつながります。

まとめ

「上旬・中旬・下旬」という言葉は、日常的に見聞きするものの、正確な期間を意識して使っている人は少ないかもしれません。
しかし、これらの表現にはそれぞれ明確な基準があり、上旬は1日〜10日、中旬は11日〜20日、下旬は21日〜月末を指すのが一般的です。

予定や納期、イベントの日程などで「上旬に」「下旬ごろに」といった表現を使う場面では、相手にとって誤解のないようにすることが大切です。
特にビジネスの場面では、できるだけ具体的な日付を添えることで、認識のズレやトラブルを防ぐことができます。

表現としては便利で柔らかさのある「上旬・中旬・下旬」ですが、曖昧さを避けるためにも使い方には注意し、相手に伝わるかどうかを意識した言葉選びを心がけましょう。

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