2025年4月から開催される大阪・関西万博(EXPO2025)は、世界各国や日本企業・自治体が集まり、最先端技術・文化・サステナビリティなどをテーマにした多彩なパビリオンを展開します。
来場者の多くが関心を寄せるのが「どのパビリオンを優先して見に行くべきか」という点です。
この記事では、事前の報道・公式発表・SNSでの注目度などをもとに、2025年大阪万博の人気パビリオンをランキング形式で紹介。
また、それぞれの見どころや混雑対策、効率よく回るためのルートの工夫まで、来場前に知っておくべき情報をわかりやすく解説します。
大阪万博のパビリオンとは?基本情報と種類
まずは、大阪万博に出展されるパビリオンの全体像を把握しておきましょう。
どのような種類があり、どのゾーンにどのような特色があるのかを知っておくことで、観覧計画を立てる際の重要な参考になります。
テーマと構成:大阪万博の全体像
大阪・関西万博の公式テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
このテーマに沿って、万博会場には約150のパビリオンが設けられる予定です。
会場は大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」にあり、大きく4つのゾーンに分かれています。
中心部にはテーマ館が配置され、周囲に各国のパビリオン、自治体・企業の展示、未来社会を体験できるゾーンなどが展開されます。
これにより、訪問者は「未来の生活」や「持続可能な社会の形」を直感的に感じられるような構成となっています。
パビリオンの分類(海外・国内・企業など)
パビリオンは大きく分けて以下の種類があります:
- 海外パビリオン:各国政府が直接参加するもの(約60カ国予定)。独自の文化・技術を展示
- 日本パビリオン:日本政府主導による「日本館」や自治体による地域パビリオン
- 企業パビリオン:トヨタ、パナソニック、ソニーなど大手企業による未来技術展示
- テーマ館 :万博の理念を象徴する未来志向の空間
これらの展示は、それぞれ異なるアプローチで「いのち」や「未来社会」に迫るもので、複数回訪問しても飽きない内容です。
参加予定数とエリアの特徴
2025年3月時点で、公式に参加が表明されている国や団体は約150(参加表明済み含む)。
これには100を超える国・地域に加え、国際機関やNGO、企業、国内外の研究機関なども含まれます。
会場内には大きく「グローバルコモン」「テーマ館ゾーン」「企業パビリオンゾーン」「未来社会体験エリア」などがあり、それぞれに特色ある展示が配置される予定です。
大阪万博の人気パビリオンランキングTOP10(予想)
2025年3月時点での公式発表や報道、SNS上の注目度などをもとに、現段階で話題となっているパビリオンをランキング形式でご紹介します。
実際の混雑状況を予想しながら、注目度の高いパビリオンをチェックしておきましょう。
第1位〜第3位:圧倒的注目度の話題パビリオン
第1位:日本館(日本政府館)
世界最大規模の展示で、日本の伝統・技術・未来ビジョンを統合した代表的パビリオン。
建築デザインや映像演出、五感体験なども注目されています。
第2位:アメリカ館
NASAの展示や宇宙開発関連の体験コーナーが噂され、技術好きの来場者を中心に人気が高まると予想されます。
2020年ドバイ万博でも好評でした。
第3位:トヨタパビリオン(企業館)
モビリティやAI、自動運転、スマートシティなどをテーマにした展示が期待されます。
移動の未来に興味がある人には外せないスポット。
第4位〜第7位:SNSで話題の体験型パビリオン
第4位:サウジアラビア館
ドバイ万博では巨大LEDスクリーンや文化体験で注目を集めたサウジ館。
今回は砂漠×テクノロジーというギャップが話題に。
第5位:フランス館
ファッション、デザイン、アート、科学を融合した展示内容で、女性やアートファンからの支持が高いと予想されます。
第6位:パナソニック館
最新の生活家電やスマートホームの展示。
エネルギー管理やAIによる生活サポートをテーマに、親子連れにも人気が出そうです。
第7位:中国館
国家規模での技術力アピールが期待される中国館。
巨大モニターやドローン演出など、規模感のある展示で注目を集めると見られます。
第8位〜第10位:行った人が勧める“穴場”展示
第8位:オーストリア館
自然・音楽・芸術をテーマにした癒し系展示。
ゆったりとした体験が可能で、混雑の合間に立ち寄る人も多いと予想されます。
第9位:JAXA(宇宙航空研究開発機構)展示(予定)
日本の宇宙技術を間近で見られるパビリオンとして、子どもから大人まで幅広い人気が出ると予想。
第10位:チェコ館
ユーモアと創造性あふれる展示が得意なチェコ館。
過去の万博でも人気があり、今回も独自視点の体験型展示に期待が集まります。
注目パビリオンの見どころを詳しく紹介
ここでは、ランキングで紹介したパビリオンの中でも特に注目度の高い展示をジャンル別に掘り下げて解説します。
未来技術や文化体験、環境への取り組みなど、それぞれの展示テーマに合わせて詳しく見ていきましょう。
未来技術・AI・医療系:最先端を体験できる展示
未来を感じられるテーマとして注目されるのが、AI・医療・ロボットといった分野の展示です。
たとえばトヨタパビリオンでは、未来都市構想「Woven City」のデモや、自動運転・水素燃料の仕組みが紹介される可能性があります。
また、国内企業では再生医療やウェアラブル端末、バーチャルドクター体験といった健康関連の展示も期待されています。これらは大人はもちろん、教育的観点からも子ども連れに人気が出る要素となります。
文化・芸術・エンタメ系:世界の魅力を味わえる空間
フランス、イタリア、インド、メキシコなどの海外館では、それぞれの国の伝統芸術や食文化をテーマにした展示・演出が行われると見られます。
香り・音・光などを使った空間演出も見どころのひとつ。
来場者がまるで現地を旅しているかのような感覚で文化体験できる点が魅力で、特にSNSでのシェア映えを狙う若年層を中心に人気が高まると予想されます。
環境・持続可能性をテーマにした展示
万博のもう一つの軸が、SDGsや持続可能な社会の構築です。
北欧諸国やカナダ、ドイツなどでは、再生可能エネルギー、循環型社会、カーボンニュートラルなどをテーマにした展示が注目されます。
また、地球環境と共生する未来を描く取り組みとして、リサイクル素材を使った建築や、ゼロエミッションを目指す展示スタイルも特徴的です。
人気パビリオンを効率よく回るコツ
人気パビリオンは混雑必至なため、効率よく回るための工夫が欠かせません。
待ち時間の短縮やルートの最適化、疲れにくいスケジュールの立て方など、知っておくと便利な回遊のポイントを具体的に紹介します。
バーチャルQ(整理券)と来場予約の使い方
人気パビリオンでは、入場整理券やスマートフォンによる事前予約(バーチャルQ)が導入される予定です。
公式アプリを使って、希望のパビリオンを選んで時間指定の整理券を取得する方式となる見込みです。
これにより長時間の行列を避け、指定時間にスムーズに入場できるため、事前のアプリ登録と操作練習は欠かせません。
時間帯・ルート別の回り方戦略
開場直後(朝9時前後)は人気施設に集中しやすいため、朝一番に混雑必至のパビリオンを押さえたあと、昼〜午後は比較的空いている展示を中心に回るのが効率的です。
また、会場は非常に広大なため、「西エリア」「東エリア」など一帯ずつエリアで区切って回る戦略も有効です。
事前に回る順番と動線を検討しておくと、歩き疲れを防げます。
疲れにくいスケジュールの組み方
1日で人気パビリオンをすべて見るのは難しいため、1〜2つの目玉施設に絞り、それ以外は“空いていたら入る”という柔軟なスタンスが理想的です。
また、館内には休憩スポットや飲食エリアも多く設けられる予定ですので、適宜休憩を取りながら行動することで、疲労を溜めずに一日中楽しめるようになります。
まとめ
2025年の大阪万博では、各国・企業の特色が反映されたパビリオンが数多く展開されます。
日本館やアメリカ館などは混雑が予想されるものの、それぞれのパビリオンに異なる魅力と体験が詰まっており、どこを訪れても得られる発見は大きいでしょう。
混雑を回避しながら人気パビリオンを効率よく楽しむためには、事前の情報収集と戦略的な行動計画が不可欠です。
アプリ活用やバーチャル整理券の取得、時間帯の工夫などを上手に活かしながら、世界の未来を感じる展示を存分に味わいましょう。
アプリ活用やバーチャル整理券の取得、時間帯の工夫などを上手に活かしながら、世界の未来を感じる展示を存分に味わいましょう。