日本と世界の大仏の大きさランキング|有名大仏を高さ順に徹底比較!

大仏の大きさランキング

大仏といえば、奈良の大仏を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は日本全国、そして世界各国には、想像を超えるスケールの大仏が数多く存在します。
中には高さ100メートルを超えるものもあり、その迫力は圧巻です。

この記事では、「大仏の大きさランキング」に注目し、日本と世界それぞれの巨大な大仏を比較しながらご紹介します。観光や雑学としても楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

大仏の大きさランキングとは?どこを比べているのか

「大仏の大きさ」と一口に言っても、何を基準にするかによって印象は大きく変わります。
このセクションでは、ランキングの基準や日本と海外での違いについて解説します。

「大きさ」とは何を基準にする?測定ポイントを解説

「大仏の大きさ」といっても、その定義にはいくつかの種類があります。
一般的には「全高(台座を含めた高さ)」が用いられますが、仏像そのものの高さだけを対象にする場合もあります。台座が非常に高い場合、実際の像はそれほどでもないケースもあるため、ランキングを正しく理解するには、どこまでを「高さ」として含めているかを確認することが大切です。

また、像が立っているのか座っているのかによっても印象は変わります。
そのため、本記事では「全高(台座含む)」をランキングの基準としています。

日本と世界で大仏の定義や造りが違う?

日本では主に仏教寺院や観音信仰に基づいて建てられた大仏が多く、木造や青銅などの伝統的な素材が使われています。仏像には釈迦如来や阿弥陀如来、観音菩薩などの種類があり、それぞれに意味や造形の特徴があります。

一方、世界に目を向けると、ミャンマーやタイ、中国などでは記念碑的な意味合いを持つ大仏や宗教色の強い仏像が多く、現代的な建築技術や素材が用いられていることもあります。
文化や宗派の違いにより、大仏の目的やデザインにも大きな差があるのです。

【日本編】大仏の大きさランキングTOP10

日本国内にも、多くの巨大な大仏が存在します。ここでは特に全高が高い順にTOP10をご紹介します。

第1位:牛久大仏(茨城県)|全高120mの圧巻スケール

茨城県牛久市にある牛久大仏は、全高120メートルという圧倒的な高さを誇り、1995年には「世界最大のブロンズ立像」としてギネスにも認定されました。
像本体は100メートル、台座部分が20メートルで構成されており、ビルでいえばおよそ38階建てに相当します。

大仏内部は見学可能で、エレベーターで胸部まで登ると展望窓から周囲を一望できます。
内部には仏教に関する資料展示や写経体験ができるスペースもあり、観光地としても充実しています。
大仏の足元には広い浄土庭園が広がり、四季折々の景色を楽しむこともできます。

第2位:仙台大観音(宮城県)

仙台市泉区にそびえる仙台大観音は、全高100メートルで観音像としては日本最大級を誇ります。
真っ白な外観と流れるようなフォルムが印象的で、市街地からもその姿を望むことができます。
内部にはエレベーターがあり、12階相当の高さまで登ることが可能です。

階層ごとに仏像や曼荼羅、写経コーナーなどがあり、まるで仏教博物館のような構造になっています。
建立されたのは1991年と比較的新しく、現代的な宗教施設として多くの参拝者や観光客が訪れています。

第3位:東京湾観音(千葉県)

東京湾を見渡す高台に建つ東京湾観音は、千葉県富津市に位置し、全高は約56メートル。
平和と繁栄を祈念して建てられた観音像で、1961年の完成以来、地域のシンボルとして親しまれています。
内部には観音像の胴体部分に沿って階段が設けられており、合計324段を登ると展望スペースにたどり着きます。

途中には仏像が安置された小さな空間があり、登りながら参拝する形になっています。
展望台からは東京湾のパノラマを一望でき、晴れた日には富士山を望むことも可能です。

その他のランクイン大仏も一挙紹介

上位3体以外にも、日本にはスケールの大きな大仏が多数存在します。
たとえば、愛知県の東海大仏(高さ約33メートル)、大阪の布引観音(約30メートル)などは、地域の観光名所としても人気です。
また、奈良の大仏(約18メートル)や鎌倉大仏(約13メートル)は高さだけで見れば上位に入りませんが、日本の歴史と文化を語る上で欠かせない存在です。
大仏ランキングは「大きさ」だけでは語りきれない多様な魅力を持っていることが分かります。

  • 牛久大仏(茨城県):120m
  • 仙台大観音(宮城県):100m
  • 東京湾観音(千葉県):56m
  • 奈良の大仏(奈良県):約18m
  • 鎌倉大仏(神奈川県):約13m

奈良や鎌倉の大仏は高さこそ控えめですが、歴史的・文化的価値の面で非常に重要な存在です。

【世界編】大仏の大きさランキングTOP10

世界には、日本を上回る超巨大な大仏が存在します。このセクションでは、海外にある大仏を全高順にご紹介します。

第1位:中原大仏(中国)|世界一の大仏とは?

中国河南省の魯山県にある中原大仏(ちゅうげんだいぶつ)は、全高208メートルという世界最大の大仏です。
像自体の高さが108メートル、さらに台座部分が100メートルもあり、遠くからでもその巨大さが一目でわかります。
建立は1997年と比較的新しいですが、荘厳な雰囲気とその規模から多くの参拝者や観光客が訪れています。

仏像は阿弥陀如来を模したもので、周囲には広大な仏教公園が整備されており、文化的・宗教的な観光地としても注目を集めています。
そのスケールは、日本の牛久大仏と比べてもおよそ1.7倍の高さがあります。

第2位:魯山大仏(中国)

中原大仏と同様、魯山県に建てられたこの大仏は、名称の違いによって別の仏像として紹介されることもありますが、基本的には中原大仏と同一の存在とされています。
ただし、文献によっては別名や細部の構造の違いで区別される場合もあり、ランキング上で名称が分かれることがあります。

台座を含めた高さ208メートルという記録は変わらず、世界の仏像の中でも群を抜いて高い存在です。
中国国内では信仰の対象としてだけでなく、国家的な観光資源として整備されており、近代的な設備と伝統的な仏教建築が融合しています。

第3位:ラユーンの仏像(ミャンマー)

ミャンマーのモンユワ市にある「レイチュンセッター大仏(Laykyun Sekkya Buddha)」は、全高116メートルを誇る立像の仏像で、世界で3番目の高さを誇ります。
仏像の足元には涅槃像(横たわった姿)も隣接しており、仏教の世界観を立体的に表現しています。
建立は2008年と比較的新しく、観光地としても整備が進んでいます。

ミャンマーの人々にとっては信仰の象徴であり、現地の仏教文化を象徴する重要なランドマークです。
その穏やかな表情と金色に輝く姿は、訪れる人々に強い印象を残します。

アジア各国に広がる巨大仏像の存在感

アジアには、上記の仏像以外にも巨大な仏像が各国に点在しています。タイの「ワット・ムアンの大仏(約92m)」やインドの「バンガロール・グランデ・ブッダ(約60m)」など、国ごとに信仰や文化背景の違いが見られます。
これらの仏像は、ただ大きいだけでなく、建設に込められた宗教的・精神的な意味も重要です。

素材や建築技術も国によって異なり、石造、金属、コンクリートなどさまざま。
中には観光客向けに内部が公開されているものもあり、宗教施設とエンタメ性を兼ね備えた存在として親しまれています。

高さ以外にも注目したい大仏の魅力

大仏の魅力は高さだけではありません。
この章では、観光地としての魅力や文化的価値についても触れていきます。

内部に入れる?登れる?体験型の大仏たち

大仏の中には、外から見るだけでなく、内部に入って見学できる「体験型」のものもあります。
代表的なのが牛久大仏で、内部には写経ができるスペースや、極楽浄土をイメージした展示室、仏教資料館などが設けられています。観音像である仙台大観音も内部に仏像が安置されており、エレベーターで上階まで移動しながら信仰を深められる構造です。

これらの体験型大仏は、単なる観光名所にとどまらず、仏教の教えを五感で感じることができる貴重な施設となっています。家族連れや外国人観光客にも人気があり、学びと癒しの場として注目されています。

歴史的・文化的価値がある大仏も多数

すべての大仏が新しいわけではありません。
奈良の東大寺大仏(盧舎那仏像)は、8世紀に建立された国宝であり、日本の仏教文化の象徴ともいえる存在です。
鎌倉大仏も鎌倉時代に造られ、長年にわたり人々の信仰を集めてきました。

これらの大仏には、歴史的背景やその時代の社会情勢、技術水準なども色濃く反映されており、文化財としての価値も非常に高いといえます。
建築様式や顔立ち、素材などを比較して鑑賞することで、大仏をより深く理解することができます。
観光と同時に歴史や宗教への理解を深めるきっかけにもなるでしょう。

地元でも話題!知る人ぞ知る巨大大仏スポット

メジャーな大仏だけでなく、地元で親しまれている巨大仏像も数多く存在します。
このセクションでは、あまり知られていない“穴場的”な大仏を紹介します。

あまり知られていない穴場の大仏たち

全国には観光パンフレットには載らないものの、地元の人々に親しまれている「穴場の大仏」も数多く存在します。
たとえば北海道釧路市にある釧路大仏は、高さ約18メートルと存在感がありながら、観光地化されていない静かな雰囲気が魅力です。

新潟県長岡市の長岡大仏(約30メートル)も、あまり知られていませんが、その規模と堂々たる姿は圧巻です。
こうした大仏は交通アクセスが不便な場所にあることも多く、静かに参拝したい人や、混雑を避けたい観光客におすすめです。
メジャーではないからこそ、訪れた際の特別感も味わえるスポットです。

  • 北海道:釧路大仏(約18m)
  • 大分県:宇佐大仏(約20m)
  • 新潟県:長岡大仏(約30m)

ご当地ならではのユニークな見どころ

地方の大仏には、その土地ならではのユニークな工夫が施されていることがあります。
たとえば、特産品や地域の伝統文化と結びついた仏像があったり、顔立ちやポーズが個性的だったりと、個々に“ご当地色”が感じられます。

中には地元の住民が中心となって建立した手作り感のある大仏もあり、温かみのある空間が広がっています。
また、観光客との距離が近く、写真撮影が自由な場所が多いのも特徴です。
こうした地域密着型の大仏は、インスタ映えや旅の思い出づくりにも最適で、「知る人ぞ知る名所」としてじわじわと注目を集めています。

まとめ|大仏の大きさはロマン!現地で感じる迫力を体感しよう

大仏の大きさランキングを見ていると、人々が仏像に込めた信仰や願い、そして建築技術の高さに驚かされます。
日本にも世界にも、想像を超えるスケールの大仏が存在し、それぞれが唯一無二の存在感を放っています。

数字だけでは伝わらないのが、大仏の魅力。
現地でその大きさを目の当たりにしたときの迫力や神聖さは、写真や映像では味わえない特別な体験となるはずです。ぜひ一度、自分の目でそのスケールを確かめてみてはいかがでしょうか。

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