就職活動やアルバイト応募で履歴書を郵送する際、意外と迷いやすいのが「切手の金額」。
とくにA4サイズの履歴書を角2封筒で送る場合、「140円の切手が必要」という情報を目にすることも多いですよね。
でも実際のところ、「なぜ140円なのか?」「コンビニで買えるのか?」といった疑問は多く、いざ準備しようとしたときに困る方も少なくありません。
この記事では、履歴書郵送時の切手代の考え方から、140円切手が必要になる具体的なケース、コンビニでの購入事情や代用方法までを、わかりやすく解説します。
切手の貼り間違いや金額不足で履歴書が戻ってくる…なんてことにならないように、事前にしっかり確認しておきましょう。
履歴書を郵送する際の基本ルール
履歴書を郵送する際は、ただ封筒に入れて切手を貼ればよい、というわけではありません。
封筒のサイズや重さによって、必要な切手代は変わるため、正しく理解しておくことが重要です。
封筒のサイズと重さで切手代は変わる
履歴書郵送でよく使われるサイズは以下の2種類です。
- 長形3号(定形郵便):履歴書を三つ折りにして入れるタイプ
→ 25g以内なら84円、50g以内なら94円 - 角形2号(定形外郵便):A4サイズの履歴書を折らずに入れられるタイプ
→ 50g以内なら120円、100g以内なら140円
このように、封筒のサイズが大きくなるほど「定形外郵便」として扱われ、料金も上がります。
A4サイズか三つ折りかで料金が変わる理由
A4の履歴書を折らずに角2封筒で送る場合、サイズが大きいため自動的に「定形外郵便」となり、重さに応じて120円または140円の切手が必要になります。
一方で、三つ折りにして長3封筒で送れば、定形郵便で済むため料金も安くなります。
💡ただし、採用担当者にとっては「履歴書が折れていない方が見やすくて好印象」とされる場合もあるため、料金だけでなくマナーや印象も考慮するのがポイントです。
140円切手が必要になるケースとは?
履歴書の郵送で「140円切手」が必要になるのは、主に封筒のサイズが大きく、かつ中身が少し重たい場合です。
とくに、角形2号(A4サイズ)封筒に履歴書を折らずに入れる場合は、定形外郵便として扱われるため、重さによって料金が変わります。
角2封筒(A4)の重量と料金の目安
角形2号封筒を使った場合、郵便料金は以下の通りです(2024年時点の普通郵便)。
- 50g以内:120円切手
- 50g超~100g以内:140円切手
履歴書や添え状を入れると、50gを超えるケースが意外と多く、140円切手が必要になることがあるため注意が必要です。
履歴書+添え状+クリアファイルで何グラム?
実際の例として、以下のような組み合わせの場合を見てみましょう。
- A4履歴書(2枚):約10g
- 添え状(1枚):約5g
- クリアファイル(薄型):約20g
- 角形2号封筒:10〜15g
合計で50gを超えて60〜70g前後になることが多く、140円切手が必要になります。
クリアファイルを入れると一気に重さが増すため、心配なときは事前に家庭用のスケールや郵便局で重さを確認するのが安心です。
140円切手はコンビニで買える?
履歴書を郵送する直前に「切手がない!」と気づいて、コンビニに駆け込むこともあるかもしれません。
では、140円切手はどのコンビニでも購入できるのでしょうか?
ここでは、大手コンビニチェーンでの取り扱いや在庫の傾向について解説します。
セブン・ファミマ・ローソンでの在庫事情
- 店舗によっては84円や63円などの一般的な切手のみの取り扱い
- 140円などの高額切手は在庫が少ない、もしくは置いていない場合も多い
実際、取り扱っているかどうかは店舗ごとの判断によるため、事前に電話で問い合わせるのが確実です。
店舗によっては取り扱っていない理由
140円切手は使用頻度が低いため、あまり需要のない店舗では仕入れていないこともあります。
また、レジ内にしか置いておらず、棚には並んでいない場合もあります。
そのため、「置いてなかった」とあきらめる前に、レジで店員さんに直接確認するのがベストです。
店員さんに聞くと裏に在庫があることも
実は、レジ裏に切手の在庫を保管している店舗も多くあります。
そのため、売り場に見当たらなくても、「140円切手ありますか?」と聞けば在庫から出してもらえることがあるのです。
急ぎのときほど、遠慮せずにひと言確認してみるのがポイントです。
140円切手がない時の対処法
いざ履歴書を郵送しようとしても、「140円切手が手に入らない」「近くのコンビニに売っていない」ということもあります。
そんなときは、手持ちの切手を組み合わせて140円分を作る方法が便利です。
正しい貼り方や注意点もあわせて確認しておきましょう。
切手の組み合わせで140円を作る例
切手は金額を合計すれば、複数枚で必要な料金分を貼ることができます。
たとえば、以下のような組み合わせが可能です。
- 84円 + 56円 = 140円
- 63円 + 63円 + 14円 = 140円
- 50円 + 50円 + 20円 + 20円 = 140円
ただし、あまりにも枚数が多くなると見た目が悪くなったり、貼るスペースが足りなくなったりするため、なるべく2~3枚程度に抑えるのが理想的です。
切手の貼り方・位置に注意しよう
- 左から右に並べるのが一般的(縦長封筒の場合は上から下でもOK)
- シールのようにぴったりと貼る(端がめくれていると機械に引っかかる場合あり)
- 金額が合っていれば、異なる額面の切手の組み合わせでも問題なし
不安な場合は、郵便局の窓口に持ち込んで確認してもらうと安心です。
郵便局やネットで確実に入手する方法
コンビニでは140円切手が手に入らなかった場合でも、郵便局やオンラインショップを利用すれば、確実に購入することができます。
ここでは、手軽で確実な入手ルートを紹介します。
郵便局窓口での購入方法
もっとも確実なのは、郵便局の窓口で直接購入する方法です。
- 全国の郵便局で販売されており、在庫が安定している
- 必要な枚数を指定して購入できる(1枚からOK)
- ついでに郵送の重さを測ってもらったり、不備をチェックしてもらうことも可能
平日の昼間であれば比較的空いている時間もあるので、急ぎでなければ最も安心できる方法です。
日本郵便のオンラインショップでの買い方
日本郵便が運営する公式通販サイト「郵便局のネットショップ」でも、切手の購入が可能です。
- 商品ページで希望の切手額と枚数を選んで注文
- 支払いはクレジットカードや代金引換などに対応
- 自宅に配送されるので、近くに郵便局がない人にも便利
注意点としては、送料がかかる場合があることと、届くまでに数日かかること。
余裕をもって注文するのがポイントです。
まとめ買いする際の送料と注意点
頻繁に履歴書を送る予定がある場合や、他の金額の切手と一緒に購入したいときは、まとめ買いがお得です。
- 一定金額以上で送料無料になるキャンペーンがあることも
- 手持ちの切手と組み合わせやすい額面でそろえておくと便利
ただし、必要なときにすぐ使えないと意味がないため、予備を持っておくことも大切です。
履歴書の郵送でよくあるミスと対策
履歴書の郵送は一見シンプルに思えますが、ちょっとしたミスが書類選考に影響してしまうこともあります。
ここでは、特にありがちなミスとその対策を紹介します。事前に確認して、確実に書類を届けましょう。
切手の金額不足による返送
もっとも多いミスのひとつが、切手代が不足しているために書類が返送されてしまうケースです。
特に角形2号の封筒を使っている場合、重量オーバーで140円必要なのに120円しか貼っていなかった、ということがよくあります。
対策
- 事前に内容物をすべて封筒に入れて、家庭用スケールで重さを測る
- 迷ったときは郵便局窓口で確認するのが確実
- 念のため、1~2gの余裕を見ておくと安心
のり付け忘れ・宛名不備の注意点
封筒の封をしっかり閉じていなかったり、宛名が不完全だったりすると、途中で開封されたり、届けられなかったりする可能性があります。
対策
- のりでしっかり封をする(セロテープだけだと不安定)
- 封筒の表面に「履歴書在中」と朱書きする
- 宛名と住所を正確に、丁寧な字で書く
- 会社名や担当者名に誤字がないかを再確認する
ちょっとした見落としがマイナス印象につながらないよう、発送前に最終チェックリストを作って確認するのもおすすめです。
まとめ|履歴書をスマートに郵送するための切手準備ガイド
履歴書を郵送する際には、封筒のサイズや中身の重さによって必要な切手代が変わります。特に角形2号の封筒を使用する場合、50gを超えると140円切手が必要になるケースが多く、正しい郵便料金を把握しておくことは非常に重要です。
140円切手はコンビニでも購入できる場合がありますが、店舗によっては取り扱っていないこともあるため、郵便局やオンラインショップの利用も視野に入れておくと安心です。
また、切手の組み合わせによって金額を調整する方法も覚えておくと役立ちます。
さらに、切手代だけでなく、封筒ののり付け忘れや宛名の不備といった小さなミスにも注意が必要です。一つひとつ丁寧に確認することで、履歴書が相手にしっかり届き、好印象につながります。
確実に届くように、そして自信を持って応募できるように。
切手の準備から丁寧に進めて、スマートな郵送を心がけましょう。