「Facebookを見ていたら、身に覚えのない投稿に『いいね』していた…」こんな経験はありませんか?
知らないうちに「いいね」が増えていると、不正アクセスやアカウント乗っ取りの可能性を疑うべきです。
この記事では、勝手に「いいね」される原因や確認方法、そして防ぐための対策について詳しく解説します。
アカウントの安全を守るためにも、ぜひ最後まで読んでしっかり対策しましょう!
Facebookが勝手に「いいね」するのはなぜ?
Facebookが意図せず「いいね」してしまう現象は、多くのユーザーが経験しています。
その原因として、主に不正アクセス・連携アプリ・デバイスの不具合の3つが考えられます。
それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
不正アクセスの可能性
もし自分が操作していないのに勝手に「いいね」されている場合、不正アクセスの疑いがあります。
これは、誰かがあなたのFacebookアカウントにログインし、意図的に「いいね」などの操作を行っているケースです。
不正アクセスの原因として考えられるのは、以下のようなものです。
- パスワードが流出した(過去に情報漏えいしたサイトで同じパスワードを使用している)
- フィッシング詐欺に引っかかった(偽のログインページに情報を入力した)
- 第三者がログインしている(公衆Wi-Fiの使用や乗っ取り)
この場合、アカウントを乗っ取られる危険性があるため、すぐに対処する必要があります。
連携アプリが原因のケース
Facebookでは、さまざまな外部アプリと連携できますが、その中には勝手に「いいね」する悪質なアプリも存在します。
特に、以下のようなアプリには注意が必要です。
- 「診断系アプリ」や「性格診断」など、アクセス許可を求めるアプリ
- ログイン時にFacebookアカウントを利用するアプリ(不審なもの)
- 過去にインストールしたまま放置しているアプリ
これらのアプリがアカウントにアクセスし、意図せず「いいね」を押してしまう可能性があります。
不要な連携アプリは削除し、アカウントの安全を確保しましょう。
ブラウザやスマホの不具合
Facebookの「いいね」機能が意図せず作動してしまうのは、ブラウザやスマホの不具合が原因のこともあります。
例えば、
- 画面の誤タップ(タッチスクリーンの誤作動)
- キャッシュの影響(ブラウザの一時データがバグを起こす)
- Facebookアプリの不具合(アプリのバージョンが古い)
といった要因が挙げられます。
この場合は、 アプリやブラウザの更新・キャッシュのクリア などを試すことで解決することが多いです。
勝手に「いいね」されたときの確認方法
勝手に「いいね」される原因を特定するには、まずアカウントのアクティビティを確認することが重要です。
ここでは、具体的な確認方法を紹介します。
アクティビティログを確認する
Facebookには「アクティビティログ」という機能があり、過去に自分が行ったアクションを時系列で確認できます。
アクティビティログの確認手順
- FacebookアプリまたはPCでログイン
- プロフィールページを開く
- 「アクティビティログ」を選択
- 「いいね!」の履歴をチェック
もし自分が押した記憶のない「いいね」があれば、不正アクセスの可能性があります。
不審なアプリや連携サービスをチェックする
Facebookと連携しているアプリの中に、不審なものが含まれていないか確認しましょう。
連携アプリの確認手順
- 設定を開く
- 「アプリとウェブサイト」を選択
- 現在連携しているアプリをチェック
- 怪しいアプリがあれば削除
特に、利用していないアプリや知らないアプリは即座に削除することをおすすめします。
ログイン履歴を確認する
Facebookにはログイン履歴を確認する機能があります。
これを使えば、どのデバイスから、どの場所でログインしたかを把握できます。
ログイン履歴の確認手順
- Facebookの「設定とプライバシー」を開く
- 「セキュリティとログイン」を選択
- 「認識されていないログインがあるか確認」
もし身に覚えのないログイン履歴があれば、不正アクセスの可能性が高いです。
その場合はすぐにパスワードを変更し、ログアウトしましょう。
Facebookの勝手な「いいね」を防ぐ方法
勝手に「いいね」されるのを防ぐには、アカウントのセキュリティを強化することが大切です。
パスワードを変更する
不正アクセスを防ぐために、パスワードは定期的に変更しましょう。
パスワード設定のポイント
- 英数字・記号を組み合わせる
- 8文字以上にする(推奨は12文字以上)
- 他のサービスと同じパスワードを使わない
パスワードを変更したら、すべてのデバイスからログアウトし、改めてログインすることをおすすめします。
二段階認証を設定する
Facebookでは、ログイン時に追加の認証を求める「二段階認証」を設定できます。
これにより、第三者の不正ログインを防ぐことが可能です。
二段階認証の設定方法
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「セキュリティとログイン」を選択
- 「二段階認証」を有効にする
これを設定すると、ログイン時にSMSや認証アプリのコード入力が必要になるため、安全性が格段に向上します。
不要な連携アプリを削除する
前述のとおり、不審なアプリがFacebookを操作することがあるため、不要なアプリは削除しましょう。
特に、過去にインストールしたまま放置しているアプリは危険なので、こまめに見直すことが大切です。
Facebookのセキュリティ設定を強化しよう
Facebookの勝手な「いいね」を防ぐためには、セキュリティ設定の見直しも重要です。
不正アクセスやスパム行為を防ぐために、以下の設定を強化しましょう。
ログインアラートを有効にする
Facebookには、新しいデバイスや不審な場所からログインがあった場合に通知を送る機能があります。
これを有効にしておくと、第三者が勝手にログインした際にすぐに気付けるため、安全性が向上します。
ログインアラートの設定方法
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「セキュリティとログイン」を選択
- 「不審なログインに関する通知」をオンにする
- 通知の送信先(Facebook、メール、SMS)を選択
これにより、もし知らないデバイスからログインされた場合にすぐ対応できます。
プライバシー設定を見直す
Facebookのプライバシー設定を適切に調整することで、不審なアカウントからの干渉を防ぐことができます。
見直すべきプライバシー設定
- 投稿の公開範囲を「友達のみ」に変更
- プロフィール情報の公開範囲を制限(電話番号やメールアドレスを非公開にする)
- タグ付けの設定を「手動承認」に変更
設定方法
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「プライバシー設定」を選択
- 「公開範囲の管理」を確認し、必要に応じて変更
これにより、見知らぬアカウントからの接触を制限し、不審なアクションを防ぐことができます。
知らない友達申請をブロックする
Facebookでは、知らない人からの友達申請が届くことがあります。
不審なアカウントとつながると、勝手に「いいね」を押されるリスクが高まるため、必要に応じて制限しましょう。
友達申請の制限方法
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「プライバシー設定」を選択
- 「友達リクエストを送信できる人」を「友達の友達」に変更
これにより、見知らぬユーザーからの不要なリクエストを防ぐことが可能です。
よくある質問(FAQ)
Facebookの勝手な「いいね」について、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。
Facebookが勝手に「いいね」するのはウイルス?
A. 必ずしもウイルスとは限りませんが可能性はあります。
Facebookが勝手に「いいね」する主な原因は、
- 不正アクセス(アカウントが乗っ取られている)
- 悪質な連携アプリ(外部アプリが勝手に操作)
- ブラウザやスマホの不具合(誤作動やバグ)
などが考えられます。
ただし、ウイルス感染による影響も完全に否定はできません。
特に、不審なサイトを訪れた後や怪しいリンクをクリックした後に「いいね」が勝手に増えている場合は要注意です。ウイルススキャンを行い、疑わしいアプリを削除しましょう。
勝手にいいねした投稿を削除できる?
A. はい、アクティビティログから削除できます。
Facebookでは、「いいね」した投稿の履歴を管理できるため、過去の「いいね」を取り消すことが可能です。
「いいね」を削除する手順
- Facebookにログイン
- プロフィールページを開く
- 「アクティビティログ」を選択
- 「フィルター」から「いいね!」を選択
- 削除したい「いいね」を見つけて「取り消す」
もし大量に勝手に「いいね」されていた場合は、不正アクセスの可能性があるため、パスワードの変更やセキュリティ設定の見直しを推奨します。
スマホとPCで対策は違う?
A. 基本的な対策は同じですが、デバイスごとにチェックすべき点が異なります。
スマホでの対策
- Facebookアプリを最新バージョンに更新
- 不要なアプリのアクセス権を削除
- スマホのウイルススキャンを実施
PCでの対策
- 使用しているブラウザの拡張機能を確認(怪しいものがあれば削除)
- キャッシュやCookieをクリア
- 不審なプログラムがインストールされていないかチェック
どちらのデバイスでもパスワードの変更・二段階認証の設定・不審なアプリの削除を徹底すれば、安全性を向上させることができます。
これらの対策を行うことで、Facebookが勝手に「いいね」する問題を未然に防ぐことができます。
まとめ
Facebookが勝手に「いいね」する原因として、不正アクセス・連携アプリ・ブラウザやスマホの不具合などが考えられます。特に、不正アクセスの疑いがある場合は早急に対処しなければなりません。
まず、アクティビティログを確認し、身に覚えのない「いいね」があるかどうかをチェックしましょう。
そのうえで、不審なアプリや連携サービスを削除し、ログイン履歴を確認することが重要です。
もし不正なアクセスが見つかった場合は、すぐにパスワードを変更し、二段階認証を設定してアカウントのセキュリティを強化しましょう。
また、今後の対策として、ログインアラートを有効にすることで不審なログインを即座に察知し、プライバシー設定を見直すことで不正なアクティビティを未然に防ぐことができます。
知らないアカウントからの友達申請を制限することで、スパムやフィッシング詐欺のリスクも減らせるでしょう。
Facebookは便利なSNSですが、適切なセキュリティ対策を怠ると、知らないうちにアカウントが乗っ取られたり、不審な操作が行われたりする可能性があります。
日頃から設定を見直し、定期的にチェックすることで、安全にFacebookを利用できるようにしましょう。